山 行 報 告
2018/10 / 25 〜28     八ケ岳:小同心、他    メンバ:山本、三崎、記録:三崎

大同心   小同心 大同心側面   小同心クラック
ルート
阿弥陀北稜を
JPから望む 
北稜第二岩稜の
2個目の岩場 
北稜のナイフリッジ 阿弥陀岳頂上
から南稜 
   

【コースタイム】

 記録参照

【記 録】

 (10月25日[木]) 移動のみ

 横浜22:00発。圏央道、中央道経由で小淵沢道の駅に翌1:00着。仮眠をとる。

 (10月26日[金]) 小同心左岩峰

 道の駅発5:30で美濃戸口着6:00。ここから先は橋が流され、車は通行止め。林道歩き、美濃戸山荘で朝飯、登山届提出。

 当初、行者小屋を目指す予定だったが無雪期の赤岳主稜は落石多くて危険との事で、目標を小同心に切り替え、赤岳鉱泉目指し、北沢を登りだす。

 沢沿いのコースのつもりが、ここも橋が流され通行止め。右手の山腹を急登、巻く道を経由し、赤岳鉱泉に9:15着。

 テント設営し、登攀具持って10:00出発。大同心沢を登りだすが、左側の大同心稜登り口のささやかなケルンを見逃し、そのまま沢を登り、倒木帯で間違いに気付き、左斜面を登り、大同心稜の踏み跡に出る。

 森林限界を越え、大同心が見え始めた頃から風があたり、寒い。息があがってペースダウン。12時過ぎには小同心基部に到着。予定より1時間遅れ。

 誰もいなく、寒いし、結構壁立ってるし、今から登ると、15時までにテン場に戻れない等、イロイロ理由をつけて、1ピッチだけ登り、懸垂し、もと来た道を戻り、テン場でお楽しみ反省会。

 (10月27日[土]) 停滞

 朝から雨。昼から回復との予報だが回復せず、朝から晩まで寝たり、飲んだりの停滞。

  (10月28日[日]) 阿弥陀北稜、帰浜

 当初、朝一直帰予定でしたが、山本さんにお願いし、阿弥陀に登る事とし、3時起床。快晴でオリオンがきれい。テント撤収し、鉱泉4:30発で行者小屋に5:15着。不要品はデポし、阿弥陀岳に向う。

 曙光神々しい阿弥陀を見ながら、中岳沢を登る一般道を登り、最も北陵に近づいた地点から、10mほど登り、北陵とジャンクションピークの鞍部に6:00着。

 ハイ松の踏み跡を辿り、第一岩稜(と言っても灌木帯)を登る。草付きにバケツ足場があるが、氷が浮いていて、足が滑って怖い。ロープを出して通過。

 続く第二岩稜末端基部にペツル1本あるが、X級くらいなのでパス。左側壁の凹角状クラックのペツル2本の確保点から小岩峰を越え、もうひとつ上の岩峰基部まで1ピッチ。 (30m V級)

 ふたつ目の岩峰を越え、脆いナイフリッジを通過し、ハイマツ帯でビレイ。左に赤岳、はるか向こうの雲海に富士が見える。ロープをしまい終了。(30m V級)

 踏み跡を登り、阿弥陀岳頂上7:50着。甲斐駒に雪は無いが、北岳は冠雪。写真取って、下山。行者小屋着8:40。荷物詰め直し、南沢を下り美濃戸山荘着。

 なんと、車が一杯駐車してる! 土曜日から美濃戸まで通行可になったのだろう。そのままテクテク歩いて、美濃戸口に11:10着。富士見高原の燃え立つ紅葉を見ながら、八ヶ岳を後にし、渋滞無しの中央高速で帰浜。つきみ野14:35着で解散。